自分の居場所

自分の居場所、ってありますか?

 

自分の家、自分の部屋、トイレ、お風呂場、職場、学校、研修室、カラオケルーム

人間関係では、家族、夫婦、仲間、友達、ライバル、上司と部下、教師と生徒

などなど

 

私は「居場所」が無いと思っていました。

その場所に居ても居なくても同じなら、そこに私の居場所はありません。

その場所に居ても、誰からも声をかけてもらえないのなら、そこに私の居場所はありません。

 

そんな判りやすいことなら、何も悩みません。

 

その場所に居て、やることがあって、声もかけてもらっているのに、私は「居場所」が無い!!! ってやっていました。

私はここに居てもいいのかな? 私の役割はあるのかな?

もっと言えば、私は邪魔じゃないのかな? 迷惑じゃないのかな?

という考えを持ったこともありました。

 

周りからチヤホヤされて、仕事ならどんどん仕事がきて、周りからも「あ~、頼りになるわ」って言ってもらって、「あ~忙しい、忙しい」ってやっていたら、明らかに私の「居場所」!って感じますし、判ります。

 

そんな判りやすい場面は本当に特殊で、普段ではないでしょう。

 

ってことは、他者的に、あからさまに「居場所」です!って言える状況って、ほとんど無いということでしょうね。

 

でも、「居場所」って初めからあるんだよ、と教えてもらいました。

「居場所」って自分で造るもので、自分が「ここ!」って決めたところが「居場所」なんだということ。

なるほど、そうなんだ。

 

つまり、外側の特定の場所だけではなく、心の在り様も「居場所」だということかな?

 

何言ってるんだかわからないかもしれません。

 

すでにこの世界に生まれてきた時点で、この世界に「居場所」を決めているということ。

そして、自分の「居場所」は「元々有る」から生きていられるということ。

 

あの人がこうだから、とか、仕事が無い、だとか、どうせできないから、だとか。

勝手に自分で「居場所」を消しているということ。

つまり、消しているので、初めから「ある」のです。

 

家族がいるでしょ?

会社に行けているでしょ?

仲間がいるでしょ?

 

自分で「居場所」を造っている証拠です。

 

私は特に会社で「居場所」が無い! ってやっていました。

 

病気をしたこともあって、上司が仕事量をコントロールしてくれています。

そんなことはわかっているはずなのに、仕事がつまらないだとか、もっと仕事ができるだとか、あの仕事をやれせてもらえていないだとか、恥ずかしい言い訳ばっかりしていました。

 

でも、しっかりとその仕事の中身、内容、詳細を観てみると、今までにない新しい仕事だったり、昔と違ってやりやすくなっていたり、お客様だって昔と変わらないことはなく新鮮に仕事ができていることを理解できました。

 

だから、ここで、はっきりと、言えます。

 

私は「居場所」を持っています。

「居場所」が無い、なんて愚痴っていたのは、思い込みだったということ。

 

当然、家族の中に居れば、そこが私の「居場所」。

会社に行っても、私の「居場所」はあります。

 

全て、自分が決めています。

自分の世界では自分が全て決めています。

「居場所」も無いのではなく、あります。

元々あるのに、無い、無いってやっていただけでした。

 

「居場所」が無い! って強く思い込んでいたら、では、いったいどうなるのか?

 

自分の「居場所」を造るために、自分の無意識が外側に影響して、色々な現象を起こします。

例えば、仕事で言えば、部下がミスをして、それを助けます。

他には、家庭で言えば、家族の誰かが病気になったり、怪我をしたりして、それに対応する人をやります。

 

ここでいうところの「部下がミス」をすることだったり、「家族の誰かが病気・怪我」をすることだったり、は、自分の「居場所」が無い! という強烈な無意識がその現象を引き起こしているということです。

 

そして、結果、「私が居てよかったね」と相手に思わせることで、相手からここにいていいという許可をもらい、「居場所」を造ることに成功します。

 

自分が無理やり「居場所」を造るために、相手に影響し、ミスや病気・怪我を相手にさせてしまっていることを自覚しないといけません。

 

こうやって、自分が何に引っかかり、何に違和感があり、でもそれらを表現し、表に出すことで、どうしてその現象が起きているのかということがわかり、そうやって観ていくことでこの世の仕組み、人間の仕組みを見破れることが、本当に楽しいです。

 

そして、自分の勝手な思い込みで、相手にイヤなことをさせていることを認識することで、もうそのことはしなくなっていきます。

 

と、今日は、ちゃんと自分を観れたかな

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。